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平成22年度 決算について

平成22年度決算は、平成23年5月16日の理事会において別表のとおり決定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。

1.消費収支計算書

消費収入の部
 

学生生徒等納付金は、12,518百万円となりました。学生生徒数が11,021人と予算人員を182人上回ったこと及び入学者数が3,694人と、予算人員を325人上回ったことにより、納付金収入は384百万円の増加となりました。

手数料は539百万円となりました。志願者数は19,576人となり、予算人員より2,620人増加したことにより61百万円の増加となりました。

寄付金は、154百万円、現物寄付金の増加により88百万円増加となりました。

補助金は2,531百万円となり104百万円増加しました。これは等々力中高の生徒数増加に伴い東京都の経常費補助金が増加したことによります。

資産運用収入は821百万円となりました。受取利息配当金が利回り増により12百万円増加し、施設設備料収入が31百万円増加となりました。

資産売却差額は、2,104百万となりました。これは東急自動車整備専門学校の土地賃借権の一部を収用により世田谷区へ売却した受入分です。

事業収入は、1,192百万円となり546百万円減少となりました。自動車学校収入は890百万円となり、343百万円減少となりました。受託事業収入は250百万円、収益事業からの学校会計への繰出金は42百万円となっております。

雑収入538百万円の内、退職金社財団からの交付金は360百万円、その他177百万円となり、122百万円の増加となりました。

以上によりまして、帰属収入合計は、20,401百万円となり298百万円増加いたしました。

基本金組入額は4,869百万円となり、主に固定資産の取得が延期となり1,950百万円減少しております。

以上の結果、消費収入の部合計は15,532百万円となり予算を2,249百万円上回った決算となりました。



消費支出の部


人件費は9,075百万円となり、専任職員数802人、兼務教員数402人、退職者数48人となり155百万円増加いたしました。

教育研究経費は5,588百万円となり311百万円減少しました。主なものは受託事業収入の減少により、それに掛かる経費が減少したこと等によります。

管理経費は2,605百万円となり84百万円減少しております。主なものは、都市大で委託費13百万円、広告費16百万円、東急自動車学校で委託費24百万円などを節減したことによります。

資産処分差額280百万円は、主に東急自動車整備専門学校の建物等を除却したことによります。

以上によりまして消費支出の部合計は17,637百万円となり、今年度の消費収支差額は2,105百万円の支出超過となりました。

今年度は、主に基本金組入額の減少により消費収入が対予算2,249百万円増加し、消費支出は教育研究経費、管理経費で395百万円経費節減したことにより改善された結果となっております。



2.資金収支計算書

資金収入の部
 

消費収支計算書科目と同額・同内容のものは省略いたします。

資産売却収入6,118百万円は、土地賃借権売却により2,121百万円、その他主なものは有価証券の償還収入になります。

前受金収入2,883百万円は、学費等前受金収入が247百万円増加しておりますが、自動車学校技能教習前受金が35百万円減少しております。

その他の収入5,961百万円は、主なものとして引当特定資産を取崩した収入   2,267百万円ですが、予算より1,267百万円取崩しが減少しました。

以上の収入から、未収入金等3,327百万円を控除した当年度収入合計は、
29,734百万円になります。これに前年度繰越支払資金6,885百万円を加えました収入の部合計は36,620百万円となりました。



資金支出の部


人件費支出は、消費収支科目の人件費から退職給与引当金を除き、退職金支出を加えたものになり8,990百万円となり16百万円増加しております。

教育研究経費及び管理経費については、消費収支科目から減価償却額を除いたものと同内容となっております。

借入金等返済支出は、715百万円となりました。

施設関係支出4,676百万円の内容は、東京都市大学総合グラウンド取得、世田谷キャンパス1号館、都市大等々力中高校舎新築工事他などを実施しました。予算と比べて減少しているのは、世田谷キャンパス1号館の出来高の減少、予定していた底地の買受を延期したことによります。

設備関係支出773百万円は、機器備品購入547百万円でその内訳としては、主に大学関係で350百万円となります。また総合グラウンドの送迎用としてバスを16百万円で購入しております。

以上の支出から、未払金等476百万円を控除いたしました今年度資金支出合計は29,624百万円となり、収入との差額6,995百万円が次年度繰越支払資金となります。



3.貸借対照表

 資産の部


 固定資産は、87,524百万円となり昨年度より2,598百万円増加しております。主なものは、東京都市大学総合グラウンドを取得し、土地が2,012百万円増加いたしました。建物及び構築物は都市大等々力中高校舎等の新築により合わせて1,033百万円増加いたしました。
 
 その他の固定資産は23,940百万円となりました。主に施設拡充引当特定資産を施設等整備の資金として取崩したことにより35百万円減少しました。

 流動資産は8,384百万円となりました。主に未収入金が減少したことにより494百万円減少いたしました。



負債、基本金及び消費収支差額の部
 
 
 負債計は15,038百万円となり昨年度より659百万円減少いたしました。こちらは主に借入金の返済による減少となります。
 
 基本金は、90,128百万円となり4,869百万円組入れ増加いたしました。これは、主に土地及び校舎等の取得による1号基本金の組入れです。

 消費収支差額は当年度の支出超過額215百万円が増加し9,257百万円の支出超過になりました。
 
 純資産は80,871百万円となり純資産比率は84.3%となりまして昨年度より1.0ポイント上昇しております。

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