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平成23年度 決算について

平成23年度決算は、平成24年5月22日の理事会において別表のとおり決定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。

1.消費収支計算書

消費収入の部

学生生徒等納付金は、13,076百万円となりました。学生生徒数が11,788人と予算人員を7人下回ったことにより、納付金収入は17百万円の減少となりました。

手数料は540百万円となりました。志願者数は20,789人となり、予算人員より2,054人増加したことにより18百万円の増加となりました。

寄付金は169百万円となりました。現物寄付金および塩尻高校野球部の夏の甲子園出場に際しての寄付金の増加により117百万円増加となりました。

補助金は2,316百万円となり81百万円減少しました。大学の補助金が115百万円減少したことなどによります。

資産運用収入は763百万円となりました。受取利息配当金が利回り減により7百万円減少し、施設設備利用料収入が6百万円増加となりました。

資産売却差額は、3,537百万円となりました。これは東急自動車学校土地賃借権消滅補償料、および旧東横学園大倉山高校跡地売却分です。

事業収入は1,461百万円となり、203百万円増加となりました。自動車学校収入が1,055百万円となり、151百万円増加となりました。受託事業収入は290百万円、収益事業から学校会計への繰入金は120百万円となっております。

雑収入564百万円の内、退職金社財団からの交付金は367百万円、その他196百万円となり、278百万円の増加となりました。

以上によりまして、帰属収入合計は、22,428百万円となり730百万円増加いたしました。

基本金組入額は2,751百万円となり、借用土地買収の一部を翌年度に繰り越した事、機器備品購入計画を見直した事、また機器備品等の除却のため当年度基本金組入額が減少した事により1,394百万円減少しております。

以上の結果、消費収入の部合計は19,676百万円となり、予算を2,125百万円上回った決算となりました。


消費支出の部

人件費は9,114百万円となり、専任職員数807人、兼務教員数418人、退職者数36人となり110百万円増加いたしました。

教育研究経費は5,738百万円となり46百万円減少しました。主なものは節電による光熱水費支出の減少によります。

管理経費は2,509百万円となり175百万円減少しております。主なものは、委託費110百万円、広告費52百万円などを節減したことによります。

資産処分差額534百万円は、主に旧東横学園大倉山高校校舎、等々力中高校舎等を除却したことによります。

以上によりまして消費支出の部合計は17,970百万円となり、今年度の消費収支差額は1,706百万円の収入超過となりました。

今年度は、主に基本金組入額の減少により消費収入が対予算2,125百万円増加し、消費支出は教育研究経費、管理経費で221百万円経費節減したことにより改善された結果となっております。

2.資金収支計算書

資金収入の部

消費収支計算書科目と同額・同内容のものは省略いたします。

資産売却収入9,445百万円は、東急自動車学校土地賃借権消滅補償料2,117百万円、および旧大倉山高校跡地売却により1,450百万円、その他主なものは有価証券の償還収入になります。

その他の収入1,667百万円は、主なものとして引当特定資産を取崩した収入135百万円、前期末未収入金収入が524百万円、預り金受入収入が268百万円となっております。
 
以上の収入から、資金収入調整勘定3,394百万円を控除した当年度収入合計は、
29,181百万円になります。これに前年度繰越支払資金6,995百万円を加えました収入の部合計は36,177百万円となりました。


資金支出の部

人件費支出は、消費収支科目の人件費から退職給与引当金を除き、退職金支出を加えたもので、9,340百万円となり286百万円増加しておりますが、これは退職者の増加によるものです。

教育研究経費及び管理経費については、消費収支科目から減価償却額を除いたものと同内容となっております。

借入金等返済支出は、715百万円となりました。

施設関係支出2,461百万円の内容は、東京都市大学世田谷キャンパス新1号館建設および借用校地買収などを実施しました。予算と比べて減少しているのは、借用校地買収を延期したことなどによります。

設備関係支出431百万円は、教育研究機器備品取得が343百万円、図書取得が38百万円等となっております。

以上の支出から、資金支出調整勘定614百万円を控除いたしました今年度資金支出合計は30,941百万円となり、収入との差額5,236百万円が次年度繰越支払資金となります。

3.貸借対照表

資産の部

固定資産は、92,797百万円となり昨年度より5,272百万円増加しております。主なものは、東京都市大学校地取得等により土地が313百万円増加いたしました。建物は東京都市大学世田谷キャンパス新1号館建設、五島育英会ビル改修工事等により582百万円増加いたしました。

その他の固定資産は28,965百万円となりました。主に退職給与引当特定資産および施設拡充引当特定資産などの増加により5,024百万円増加しました。

流動資産は6,592百万円となり、1,792百万円減少いたしました。


負債、基本金及び消費収支差額の部

負債計は14,059百万円となり昨年度より978百万円減少いたしました。こちらは主に借入金の返済による減少となります。

基本金は、91,527百万円となり1,399百万円組入れ増加いたしました。これは、主に土地及び校舎等の取得による1号基本金の組入れです。

消費収支差額は当年度の収入超過額1,706百万円及び基本金取崩額1,352百万円により6,198百万円の累積支出超過になりました。

以上が、平成23年度決算となります。 

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