東京都市大学付属中学校・高等学校等々力中学校・高等学校塩尻高等学校付属小学校二子幼稚園 |五島育英会

HOME > 五島育英会概要 > 事業計画・報告、財政公開など > 財政公開 > 平成24年度決算について

平成24年度決算について

平成24年度決算は、平成25年5月21日の理事会において別表のとおり決定いたしましたので、その概要を平成24年度予算と対比して説明いたします。

1.消費収支計算書

【消費収入の部】

学生生徒等納付金は、13,542百万円となりました。学生生徒数が12,233人となり、納付金収入は28百万円の増加となりました。

手数料は614百万円となりました。志願者数は23,192人となり、予算人員より4,939人増加したことにより99百万円の増加となりました。

寄付金は153百万円となり、85百万円増加となりました。

補助金は2,173百万円となり202百万円減少しました。主に大学の補助金が183百万円減少したことなどによります。

資産運用収入は725百万円となり、26百万円増加となりました。

資産売却差額は68百万円となりました。これは借地権消滅補償料等によります。

事業収入は1,657百万円となり、209百万円増加となりました。大学の受託事業の増加が主な要因となります。

雑収入510百万円の内、退職金社財団からの交付金は328百万円、その他182百万円となり、187百万円の増加となりました。

以上によりまして、帰属収入合計は、19,447百万円となり476百万円増加いたしました。

基本金組入額は1,058百万円となり、1,478百万円減少しました。その要因は、組入対象としていた借用校地購入繰延、及び大学1号館建設(2期工事)出来高清算による施設等整備費の減少、及び1号館建設が私学事業団の耐震改築長期低利融資の貸付対象となったこと等によります。

以上の結果、消費収入の部合計は18,389百万円となり、予算を1,955百万円上回った決算となりました。


【消費支出の部】

人件費は、9,265百万円となり42百万円増加いたしました。平成24年5月1日付の専任教職員数は、801人、兼務教員数は428人となっております。

教育研究経費は5,475百万円となり234百万円減少しました。主に消耗品費、修繕費、除却費等を節減したことによります。

管理経費は2,381百万円となり160百万円減少しております。主に委託費、広告費、修繕費等を節減したことによります。

資産処分差額176百万円は、主に東京都市大学世田谷キャンパス旧1号館を除却したことによります。

以上によりまして消費支出の部合計は17,360百万円となり、今年度の消費収支差額は1,028百万円の収入超過となりました。

今年度は、主に基本金組入額の減少等により消費収入が対予算1,955百万円増加し、消費支出は教育研究経費、管理経費で395百万円経費節減したことによります。


2.資金収支計算書

【資金収入の部】

消費収支計算書科目と同額・同内容のものは省略いたします。

資産売却収入10,045百万円は、上野毛借用土地の借地権消滅補償料により66百万円、その他主なものは有価証券の償還収入になります。

借入金等収入は2,000百万円となりました。これは東京都市大学世田谷キャンパス新1号館建設のため、私学事業団からの借入を行ったことによります。

その他の収入1,365百万円は、主なものとして前期末未収入金収入が506百万円、預り金受入収入が196百万円となっております。

以上の収入から、資金収入調整勘定3,207百万円を控除した当年度収入合計は、
32,374百万円になります。これに前年度繰越支払資金5,236百万円を加えました収入の部合計は37,610百万円となりました。


【資金支出の部】

人件費支出は、消費収支科目の人件費から退職給与引当金を除き、退職金支出を加えたもので、9,356百万円となり85百万円増加しております。

教育研究経費及び管理経費については、消費収支科目から減価償却額を除いたものと同内容となっております。

借入金等返済支出は、711百万円となりました。

施設関係支出1,089百万円の内容は、東京都市大学世田谷キャンパス新1号館建設(2期工事)などを実施しました。予算と比べて減少しているのは、借用校地買収繰延及び校舎建設出来高の減少によるものです。

設備関係支出458百万円は、教育研究機器備品取得が339百万円、図書取得が32百万円等となっております。

以上の支出から、資金支出調整勘定403百万円を控除いたしました今年度資金支出合計は31,838百万円となり、収入との差額5,772百万円が次年度繰越支払資金となります。


3.貸借対照表

【資産の部】

資産の部合計は102,556百万円となり、昨年度より3,167百万円増加しております。

固定資産は95,306百万円となり昨年度より2,509百万円増加しておりますが、有形固定資産は820百万円減少しております。減価償却及び東京都市大学世田谷キャンパス旧1号館除却等により建物は1,126百万円、教育研究機器備品は254百万円減少いたしましたが、東京都市大学世田谷キャンパス新1号館建設(2期工事)により建設仮勘定は648百万円増加しております。

その他の固定資産は32,294百万円となりました。主に退職給与引当特定資産及び施設拡充引当特定資産などの増加により3,329百万円増加しております。

流動資産は7,249百万円となり、657百万円増加いたしました。


【負債、基本金及び消費収支差額の部】

負債計は15,140百万円となり昨年度より1,080百万円増加いたしました。東京都市大学世田谷キャンパス新1号館建設に伴い、2,000百万円の借入を行いました。

基本金は92,583百万円となり1,055百万円組入れが増加いたしました。これは主に校舎、機器備品等の取得による1号基本金の組入れです。

消費収支差額は5,166百万円の累積支出超過となりました。

以上が、平成24年度決算となります。 

↑上へ戻る